さて銘柄豚はブランド豚は日本中にどれくらいの種類があるか皆さんはご存じですか?
「○○ポーク」や「○○豚」など200種類~300種類と言われていますが、実のところ正確な数は分からないのが現状だと思います。銘柄豚やブランド豚を認証する機関がないため生産者や販売店が銘柄豚だと主張すれば銘柄豚ということになってしまいます。
私達は「和豚もちぶた」を独自の基準のうえに銘柄化しています。例を上げれば
和豚もちぶたの親となる豚はグループの原々種豚農場で選抜されたもののみを使用
飼料は豚の栄養学に基づき配合設計された統一のもの
徹底的に衛生管理された流通
などです。詳しくはhttp://www.waton.jp/kodawari/
また銘柄豚である以上定質でいつでも同じ美味しさでなくてはならないと思っております。全国80農場ある和豚もちぶた生産農場にグローバルピッグファームのコンサルタント獣医が定期的に巡回し安全で美味しい豚の生産が出来るよう豚の健康や環境管理などお手伝いさせていただいています。
生産の希少性を売りにした銘柄豚がある一方、和豚もちぶたは同一銘柄豚では日本一の出荷頭数を誇っておます。(当社調べ)平成27年度は「和豚もちぶた」年間出荷頭数は約52万頭を予定しています。
1年は52週ですからちょうど1週間に10,000頭出荷されていることになりますね。
さて話は少しそれますが皆さんは1頭の豚からどれくらいのお肉が取れるかご存知ですか?
和豚もちぶたは丁寧に育てられ120kgくらいで出荷されます。その後食肉処理施設でお肉、内臓、脂、骨、皮などに分けられます。
その内お肉の重量は約55kgです。お肉以外の部分は前回のコラム(http://www.waton.jp/column/?id=14)でもありますが豚は捨てるところがなく例えばホルモンやレバー炒めなどの内臓料理の具材になったりまた豚骨スープの元になったりします。
お肉の方に着目しますと日本人の年間豚肉消費量は平均約12kgだそうです。(※独立行政法人 農畜産業振興機構 https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000814.html)
そこで、
つまり、和豚もちぶた1頭で4.58人分の年間消費豚肉をまかなっていることになり
[和豚もちぶた]全体では
約230万人分ということは現在の宮城県や新潟県の人口くらいでしょうか。
こんなにたくさんの皆様に召し上がっていただいてることを思うと感慨深いのと同時に
皆様が口にするものですから美味しい「和豚もちぶた」を安心して食べられるように提供しなくてはという責任も感じております。
ちなみに「和豚もちぶた」という名称の由来ですが
昔から脂の美味しい豚肉のことを「もちぶた」と呼んでいたそうです。
私達の作る豚肉は「日本人が作った日本人の口にあった豚肉」という思いを込めて頭に「和豚」と付け
「和豚もちぶた」という名称で銘柄豚展開しています。
沢山種類のある銘柄豚の中から「和豚もちぶた」を選んでもらえるようにこれからも精進していきます。
今年一年宜しくお願いいたします。
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