和豚もちぶたコラム

豚肉を食べるとお肌がきれいになるって・・・本当!?

11月も終わり、もう早いもので師走ですね。忘年会やクリスマスなどイベントが続く時期になります。この時期になるとお酒を飲む機会が増え、お肌のトラブルが続出しませんか?女性にとっては死活問題で、いくら高価な化粧品を使っても、なかなか回復しないものですよね。20代なら若さで乗り越えられますが、年を重ねていくと(ちなみに私は30代後半です)カバーするだけのハリやツヤが衰えてきて、翌朝鏡を見るとため息が・・・。
 主な原因の一つは寝不足ですが、意外と知られていないのがアルコール過剰摂取に原因があります。
なぜアルコールを多く摂取するとお肌のトラブルが起こりやすくなるのでしょうか?

「アルコールってどう分解されているの?」

 アルコールは体内に入るとアセトアルデヒドという有害な物質に分解されます。そこからさらに分解されて無害な酢酸になります。この無害な酢酸に分解される時にアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)という酵素を使います。この酵素は遺伝に大きく関わっていて、多い人もいれば少ない人もいます。私なんてアルコール類を飲むとすぐ赤くなってしまうのでALDH2が少なく、大人のたしなみが得意ではありません(泣)
 羽目を外しがちな忘年会などは1軒目では終わらず、2軒、3軒と続きますよね。アルコール類を大量に飲むとALDH2だけの分解では間に合わず、代替として体内のビタミンB1を消費して分解を行い、大量に使用してしまいます。ビタミンB1は体の代謝を活性化したり、肌荒れ改善を促すなど健康的な肌をキープしたり、炭水化物をエネルギーに変え、疲労や倦怠感を緩和させる効能などあります。そちらに回すはずのビタミンをアルコール分解に使ってしまい、体内で欠乏が起き、肌荒れの原因になります。 

「ビタミンB1を多く含む食品ってなに?」

 ビタミンB1は体内で生合成出来ない物質ですので、経口摂取が基本となります。サプリで摂取するのでも良いのですが、できれば普段の食事で補いたいものです。ではビタミンB1が多く含まれている食品ってなんだと思いますか。
 下記に100g中のビタミンB1の含有量が多い商品を挙げてみます。

ひまわりの種   1.72mg
きな粉   0.76mg
うなぎ   0.75mg
たらこ   0.71mg
焼きのり   0.69mg
カシュナッツ  0.54mg
ごま    0.49mg
ほしひじき   0.36mg
べにざけ   0.26mg
ぶり    0.23mg
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豚ヒレ肉   0.98mg
豚もも肉   0.90mg
豚ロース   0.66mg

参考資料:日本食品標準成分表2010 

※ビタミンB1の成人男子推奨摂取量は1.4mg、成人女子推奨摂取量は1.1mgとなります。

 ひまわりの種やきな粉、たらこなどを100g近く摂取するのは難しいし、鰻を食べるのもお金が・・・。
ここでいよいよ豚肉の登場です。ヒレ肉やモモ肉はビタミンB1を多く含み、うなぎやきな粉を超えています。また豚肉は料理でのアレンジも効き、量も食べられ、その上価格もお手頃です。 

ビタミンB1の救世主「豚肉」

 お肉ならなんでも良いというわけではなく、ビタミンB1に限っていうと牛肉と鶏肉はビタミンB1をあまり含んでいません。特にビタミンB1が多く含まれている豚ヒレやモモは脂身が少なく、低カロリー高タンパクなのが特徴です。ヒレやモモには血液中のコレステロールを増やす飽和脂肪酸が少ないため、ダイエット効果も期待できます。またビタミンB1は水溶性のため、過剰摂取してしまっても、体外に流れ出てしまうのでご心配なく。しかしこの水溶性のため、熱などに弱い性質をもっています。
 ビタミンB1は調理するとその多くが損失してしまい、食品中に含まれている総量のおよそ1/3が失われると言われています。そこでアリシンと呼ばれる成分を含むタマネギやニンニクと一緒に調理することで、アリシンと結合して損失が減少し、吸収されやすくなります。また、タマネギやニンニクは味や香りの面でも豚肉と相性がいいですよね。
 ちなみに、以前和豚もちぶたの成分調査をした時、ビタミンB1の値が一般的な豚肉の1.7倍(五訂値比較)も含まれていました。和豚もちぶたのヒレやモモは他の豚肉と比べて、しっとりしていて、ジューシです。
飲みすぎた次の日や肌荒れが気になる時は豚肉(できれば和豚もちぶた)を食べて、素肌美人を目指しましょう。


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