和豚もちぶたコラム

豚肉料理に欠かせないあの食材の良いところ、悪いところ

本日は豚肉を料理するときに欠かせない「にんにく」についてです。
にんにくと聞くと
「体に良い」とか「スタミナがつく」、「風邪予防」など
いろいろプラス面が思いつきます。
逆マイナス面としては「くさい」とか「胃もたれする」などが思いつくと思います。

にんにくを食べるとなぜ、体に良いのでしょうか?
それはにんにくに含まれている成分でアリシンという成分の効能によります。
この成分は元々にんにくが害虫や細菌など外敵から自身を守るための成分ですが、
切ったり調理して、空気や熱などと反応することで、数種類の有効成分に変わります。
それらを人が摂取すると血液がサラサラになったり、抗がん作用、抗酸化作用、高血圧予防、抗菌作用など良い効能が確認されています。
また、焼き肉やポークソテーの時ににんにくをすったものやスライスしたものと一緒に焼くことがあると思います。
にんにくには上記以外にもタンパク質の分解を促進する働きもあります。
豚肉と一緒に料理するのは単にアクセントという使い方だけでなく、消化の手助けという一面もあるんですね。

ただし、食べ過ぎや空腹時の摂取には気を付けてください。
アリシンの殺菌作用は非常に強力なため、体内にいる悪玉菌だけでなく、善玉菌まで殺菌してしまいます。
ピロリ菌や大腸菌だけでなく、乳酸菌やビフィズス菌などを殺してしまうということです。
またビタミンB2、B6、ビオチンなどといったビタミン不足を引き起こすこともあります。
そのため、胃痛、口角炎、皮膚炎がおきてしまいます。

みんなの悩み「におい」を簡単に低減させる方法

にんにくを食べたあとは、口臭や体臭が気になりますよね。
週末(休みの前日)や人と合わない時しか食べられないと言う方が多いと思います。
そのにおいを完全まではいきませんが、ある程度抑える簡単な方法がありますのでご紹介します。

① 食べてから30分以内にお茶を摂取する

昔からにんにくを食べる前もしくは、食べた後に牛乳を飲むとにおいが低減すると言われています。
科学的にも牛乳の中のタンパク質が、ニオイの原因となるアリシンを包み込む効果があると言われいますが、実体験ではあまり効果を感じられませんでした。
そこで最近注目されているのがお茶の渋み成分である「カテキン」です。
カテキンはアリシンを分解する力に優れており、においの低減が見込めます。
最近ではカテキンを多く含むペットボトルのお茶もあり、簡単に摂取できますのでぜひお試しください。
私の場合、焼き肉など後はかならずペットボトルの濃いお茶を飲んでいます。
飲むと飲まないでは翌日朝を着た時の不快感が違います。
ペットボトルではなく、家でお茶をいれて飲む場合は、熱いお湯で緑茶をいれてください。
お茶をおいしく入れる場合はすこし冷ましたお湯でいれますが、この場合カフェインが増えてしまい
肝心のカテキンがあまり抽出されません。
カテキンを多く抽出するには熱いお湯で入れることが大事です。

② 舌磨きをする

歯磨きは多くの方が行っていると思いますが、舌磨きまでやると効果大です。
舌にもニオイが移りまた舌苔(ぜったい)が口臭の原因の場合もあるので、舌磨きをおすすめします。

ほかにもりんごを皮ごと食べるとか、体を動かし汗をかくなど色々な方法があると思います。
基本的には体に良いことばかりのにんにくなので、日頃から適度に取るように心がけましょう。

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